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キーンベック病(月状骨軟化症)

◎キーンべック病とは?

月状骨がつぶれて扁平化する病気です。

初期には、血行不全のためX線検査やMRIで月状骨の輝度の変化がでます。

末期には無腐性壊死になり、つぶれて扁平化します。

原因については月状骨折、繰り返す小外傷、橈骨が尺骨より長いことによる

月状骨への過剰な負荷などが考えられていますが、明らかではありません。

利き手、男性、大工など手を使う職業の人に比較的多く発症します。

 

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◎症状

 

手を使った後、手首に痛みと腫脹が見られます。

握力が低下し、手首の動きが悪くなります。病気は4つに分けられます。

◎治療

症状、年齢、変形の進み方によって治療法が異なります。

保存治療として手首を安静に保つために、ギブスや装具による治療が行われます。

血管束移植や血管柄付き骨移植などによる月状骨の血行再建術、

橈骨短縮あるいは尺骨延長により月状骨への応力負荷を減じる方法、月状骨を切除して

腱球を挿入する方法、変形性関節症に対する手関節固定術や近位手根列切除などがあります。