◎症状
脛骨結節(お皿の下の骨)が徐々に突出してきて、痛みが出る時には、
赤く腫れたり、熱を持ったりします。休んでいると痛みがなくなりますが、
スポーツを始めると痛みが再発します。
発育期のスポーツ少年に起こりやすいのが特徴です。
◎原因・病態
10〜15歳の成長期の子供が跳躍やボールをけるスポーツをしすぎると発生します。
大腿四頭筋の力は、膝蓋骨を経由して膝を伸展させる力として働きます。
膝を伸ばす力の繰り返しにより、四頭筋が膝蓋腱付着部を介して
脛骨結節を牽引するために、脛骨結節の成長線に過剰な負荷がかかり
成長軟骨が剥離することで生じます。この時期は過激に骨が軟骨から成長する時期です。
◎運動復帰の目安
・1週間〜3週間は運動を中止してください。ストレッチ痛や、片足スクワットでの痛みがあれば
運動中止となります。なければスポーツ継続。
・4週間〜6週間でレインボージョグを開始します。
・ストレッチの痛みが無く、片足スクワットで90度曲げれたら、スポーツ復帰となります。
◎予防・治療
オスグットのような、成長痛を起こさない為には、筋肉の柔軟性をつけることが重要です。
成長期は、骨の発達が早く筋肉に成長に追いつかない場合があります。
筋肉に柔軟性がないままだと、骨端(成長線)に炎症が起こります。
筋肉に柔軟性がない状態で偏った運動を行うと成長痛につながります。
オスグットの場合は、特に大腿四頭筋のストッレッチをしっかり行ってください。
鍼灸治療では、特に大腿四頭筋の緊張をとっていく治療を行います。
成長痛で悩んでいる。けど、スポーツもやりたい。そんな悩みでお困りの皆さん。
ぜひ、ご相談ください。