◎鵞足炎とは?
頚骨の内側についている筋肉で、薄筋、半腱様筋、縫工筋をまとめて
ガチョウの足の形に見えるため、呼ばれています。
この鵞足が頚骨近位に付着する部分に、鵞足滑液包が存在します。
この鵞足滑液包に炎症が起きた状態のことを鵞足炎といいます。
スポーツ選手の使い過ぎや、X脚や回内側などの膝の変形がある人に炎症が起きやすいです。
夜間痛や、立ち上がる際や階段の昇り降り時の疼痛をうったえます。
◎治療
鵞足滑液包炎の患者さんでは、ハムストリングスの緊張が多くみられます。
鍼灸治療としては、ハムストリングスや、後脛骨筋の血流筋肉を良くして炎症をおさえ、
筋肉をゆるめていく事で痛みを軽減させる事が出来ます。
また、テーピングで筋肉補助を行います。
ご自分のケアとしては、ハムストリングスのストレッチが効果的です。
原因が分からない膝の痛みでお悩みの皆さん。ぜひ一度ご相談ください。