●肉離れとは?
肉離れは、スポーツ外傷の一つで、筋肉が部分断裂、または完全断裂の事をいいます。
下肢の筋肉に起こることが多く、急なダッシュやジャンプをしたときに発症しやすいケガです。
筋肉が引き伸ばされると同時に、収縮する時に起きる筋肉の断裂を肉離れといいます。
部分的に断裂することが多いですが、まれに筋肉が完全に断裂してしまうこともあります。
●原因
肉離れはどこでも起こりますが、特にハムストリングス(太もも裏の筋肉)や大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)、
下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)に起こることが多いです。
サッカーでは、内転筋(太ももの内側の筋肉)にもよくみられます。
また、まれではありますが、上肢や腹筋に肉離れが起きることもあります。
急なダッシュやジャンプのような動きを伴うスポーツであれば発症する可能性があります。
●肉離れになりやすい状態は?
筋肉が硬くなってるときは、肉離れに注意が必要です。
筋肉が硬いと、引っ張られた力に対して筋肉が縮もうとする力が強い状態になります。
この時、筋肉が伸びない為、筋肉が破裂して肉離れを発症してしまうのです。
●治療
肉離れを疑うケガを発症してしまう場合には、直ちに応急処置を行いましょう。
応急処置の方法は、POLICE(ポリス)=Protection(保護)、Optimal Loading(適切な負苛)、Ice(冷却)、
Compression(圧迫)、Elevation(拳上)が基本です。
特に、内出血の拡大を防ぐために、受傷直後のアイシングが重要です。出血が拡大することで患部以外にも
血腫(血の塊)が増えます。すると、血液が体内に吸収されるのに時間がかかるため、結果的に治療期間が長引く原因となります。ただ、過剰なアイシングには注意し、一定間隔で中断して患部に血流を戻す事も重要です。
●鍼灸による治療
血液には、血小板という組織を修復する作用を持つ細胞が含まれています。
鍼を、肉離れをした筋肉に刺すことで、細胞に微量の傷ができ、その傷を修復しようと血小板が集まってきて、血流は良くなり内出血が起こっている患部の血液を体内に吸収する時間を早め、筋肉の断裂の治りを早くします。
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