shin=脛、すね、「弁慶の泣きどころ」ともいいます。

シンスプリントとは、陸上競技の中、長距離選手やサッカー、バスケットボールなど、走ることの多い競技で、中学、高校生の選手に多くみられ、疲労がたまったときに炎症しやすく、下肢(スネ)の内側に痛みの起こる障害です。

●症状

運動時、および運動後に膝から足首の内側で、下から三分の一に痛みが発症するという特徴があり、脛骨に沿ってうずくような鈍痛があります。ひらめ筋、後脛骨筋、長趾屈筋などの足関節を底屈する筋や、筋膜の繰り返し加える牽引による脛骨の骨膜の炎症です。同じ部位に痛みが牽引して続く場合は、疲労骨折の疑いがあるので注意が必要うです。

●原因

1.ランニングの量や、質の急激の変化(初心者が急に走り始めた時や、走り込みの時期に多く起きる)

2.偏平足、回内足など障害の発症しやすい足の形

3.足関節の柔軟性の低下や下腿の筋肉不足

4.足部の疲労による衝撃緩衝能の低下

5.固いグランドや路面での練習

6.すり減ったかかとや、クッション性の悪いシューズに使用など

●治療

痛みが強い場面は、慢性化を避けるために運動量を減らす必要うがあり、アイスマッサージや外用薬の使用、足底や足関節の周囲の筋肉の強化やストレッチを行います。足底板も効果的で、クッション性が良くかかとの安定したシューズを選ぶことも重要です。鍼灸治療では、ひらめ筋、後脛骨筋、長趾屈折に直接アプローチを行い、炎症の治りを早くし、筋肉の固さを取っていく治療を行います。当院では、テーピングや、足のバランスを診断したり、歩き方の指導やトレーニング指導を行っておりますので是非ご相談下さい！！